「文武両道」  奥村繁信 師範の教え

奥村先生はいつも文武両道が大切と言われておられました。
下記は剣術の極意ですが、合気道を修業する私達にも共通すると言われていました。



◆柳生十兵衛三厳の語、及び千葉周作『剣法秘訣』より
上達の場に至るに二道(にどう)あり、
理(ことわり)より入るものあり、
業(わざ)より入るものあり、
いずれより入るもよしといえども、
理より入るものは上達早く、
業より入るものは、上達遅し、
 何となれば、理より入るものは、例えば向こう斯様するときは斯くせん、斯くせんときには斯様せん、 斯く成りたるときには如何せんと、その理を様々に考え、工夫をこらして稽古するをいう。
 業より入るものは、左様の考えもなく、必死に骨折り、散々に打たれ突かれして後、妙所を覚えること故、 上達の場に至るには大いに遅速あり、故に理を味わい考えては稽古をなし、稽古をなしては理を考え、必死に修行すべし。
 理業は車の両輪のごとし、故に理業兼備の修行、日夜怠慢なければ、十年の修行は、五年にて終わり、上手名人の場に至るべし。
★奥村先生の教え
日々の稽古では「技の理合」を考えて稽古しなさい。そうでないと折角稽古しても進歩が遅い。




◆鬼一法眼『虎の巻』
鬼一法眼(きいちほうげん/伝説上の人物)が、牛若丸(源義経)に授けたとされる極意。 元々の出典は中国の兵法書『六韜』(りくとう)の中にある。


来則迎、去則送、対則和、五五十、二八十、一九十、以是可和・・・


【「合気道技法」(出版芸術社)での解説】
 来らば即ち迎へ、去れば即ち送る。対すれば和す、五五の十なり、二八の十なり、一九の十なり、即ちこれを以て和すべし・・・
 これは気の流れに従って体を捌いて行くことであって、相手が来るの待っていて迎え、然る後送るのではなくて、 相手が出て来なくてはならぬ気持ちにまで追いこみ、これを捌いてゆく極処を説いたものである。
 こうした気の流れについては、言うは易いが、真の会得は勿論一通りや二通りの修業で得られるものではなく、 先ず姿勢、間合等、形を正しくすることから始めて、不断の鍛練により、遂にはあらゆる面が渾然一体となる境地に達するものである。
★奥村先生の教え
相手は自分に対する敵ではない。相手も自分も、元々は一つである。相手と相和する事が、本来の姿である。 合気道を修業する者は、絶対に相手と衝突してはいけない。相手を殺傷 せずに生け取りにする技を体現していかなけらばならない。 合気道は「神武不殺」です。


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