合気道基礎知識 【14】稽古上の安全とケガへの対処

稽古上の安全について

稽古は必ずしも安全ではありません。常に危険と隣り合わせにいると言っても、過言ではありません。しかし、危険から完全に回避するため稽古をしないと言うのではなく、リスクをコントロールする方法を考え実行し、むしろ危険を未然防止することが大切です。
「ケガに対処する方法と心構えを身につけて置く事もまた稽古である」と言われています。


ケガ人や急病人が出たときの心構え

〇一刻をあらそう状態の時は、すぐに救急車を呼ぶ
   救急車を呼ぶか呼ばないか迷ったら、呼ぶこと。
〇救急車を呼ぶほどでない場合は、近くの病院に連絡を取って病人を運ぶ。
   休日、祝日、夜間の稽古の際は、地域の当番医師への連絡方法を把握しておくこと。
   八千代市の救急医療
〇病院に連絡の際、応急の処置、運ぶ時の注意なども聞いておくこと。


ケガへの対処

頭を打ったとき まず安静に。頭を打っていても、むかつき、嘔吐、意識障害などがなければあまり心配はありません。もし、むかつき嘔吐があれば頭部は水平に、顔を横に向けて寝かせ、すぐに救急車を呼びます。食べ物は与えず、水分程度とします。頭痛があるからといって鎮痛剤は飲まないこと。
骨折 外見では、骨折しているかどうかがわからない時で、痛みやはれが取れない時は、患部を動かさないように固定し、レントゲン検査を受ける。折れた骨が皮膚からとび出しているような時には、おおまかに汚れを落としたのち骨を無理に押し込んだりせず、厚めに包帯でつつみ副木で固定します。たとえば手足の場合は、副木は傷口をさけて関節から関節までを縛ります。痛みやはれがひどい時は、氷で冷やしすぐに病院に行きます。
打ち身・ねんざ 患部を安静にして冷湿布します。痛みが強い時は病院へ行きます。2~3日後、痛みとはれが引いたら、今度は温湿布や温浴で温めます。
脱臼 脱臼(関節がはずれた状態)をしたと思われる時は、患部を動かさないよう注意し、すぐに病院へ行きます。衣服を着る場合は、痛い方から静かに先に着ます。
つき指 すぐ起こる変形のほか、数時間以内に出血の為、はれがひどくなることがあります。骨折や脱臼をしている場合もありますので、冷湿布し病院へ行きます。
筋肉の
ケイレン
安静にしてケイレンを起こしている筋肉を引き伸ばすようにします。あたためて軽くマッサージするのもよいです。
目を突いたり打ったとき 清潔なタオルで目を冷やしながら病院へ行きます。まぶたに傷があるときは清潔なガーゼでおおい、油紙かビニールの上から冷します。氷を直接のせたり重い氷のうをのせないこと。
すり傷・切り傷 すぐに消毒し、完全に止血するまで見取り稽古で我慢します。なお、血で畳を汚した場合はすぐに掃除します。


未然の予防

熱中症 稽古30分前に、スポーツドリンクを300CC~500CC程飲んでおきます。稽古中、喉が渇いたなと思う前に水分を補給します。但し、稽古場である事を忘れてはいけません。立ったままのラッパ飲みなどは控えるべきでしょう。また、畳の上に水滴が落ちないよう、飲む場所もわきまえる必要があります。
疲労・不調 稽古中に疲れて具合が悪くなりそうな時は、休むことです。決して無理をしてはいけません。また、体調が悪い時は見取り稽古をします。見取り稽古も稽古の一つです。
爪切り 爪が伸びていると自分もケガをしますし、相手を傷つけることもあります。稽古前にきちんと切っておきます。
稽古着の
ほころび
稽古着がほころんでいますと、相手も自分も思わぬケガをすることがあります。稽古前にはチェックしておきます。



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