古事記研究 (6)
5. 伊耶那岐の命の禊
黄泉の国から脱出した伊耶那岐の命は、「私は醜く汚いところへ行ってしまった。 私の全身は汚れ、眼も汚れてしまった。全身を洗い清め、禊をしよう」と言われ、 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で禊をされましたが、その時たくさんの神々を造られました。
最後に生まれた天照大御神(あまてらすおほみかみ)、月読(つくよみ)の命、 建速須佐之男(たけはやすさのを)の命は、三貴子(みはしらのうづのみこと、別の読み方:さんきし)と言います。
伊耶那岐の命は、三貴子の誕生を大変よろこばれ、すぐに自分の首にかけていた首飾りの玉をゆらゆらと揺らして 天照大御神にお与えになり、「天照大御神、おまえは高天原を治めなさい」と言いました。 次に月読の命に「おまえは夜の世界を治めなさい」、建速須佐之男の命には「おまえは海原を治めなさい」と言われました。
【追記】
- この時の伊耶那岐の命のなされた禊が、「小戸(おど)の神技」です。
- 合気道は、敵を切るための術ではなく、心身の曇りや穢れを祓い、本来の自分を取り戻すための「禊の技」なのです。
【追記】道 歌
- 気の御わざ赤白魂やますみ玉合気の道は小戸の神技
- たたえてもたたえ尽せぬさむはらの合気の道は小戸の神技
- ふとまにと神習ひゆくみそぎ業神の立てたる合気なりけり
- かんながら赤白玉やますみ玉合気の道は小戸の神技