合気道基礎知識 2. 準備運動
合気道の稽古を始める前に、必ず体を柔軟にし、心を整えておくことが大切です。
また合気道では色々な関節を多く使うため、準備運動はケガ防止と技の上達に欠かせません。
代表的な準備運動
合気道の稽古上、特に必要とする部分の運動をしますので、しっかり行うようにします。
- 脚の屈伸・回転運動
- 体の前後屈・側屈・回転運動
- 足・腰の屈伸運動(安座から)
- 合蹴運動
- 足首・足指の関節運動
- 首・肩・腕の運動(正座から)
- 背腹運動
- 腰の捻転運動
- 背伸運動
- 全身打撲運動(軽く体を叩いて血行を促す運動)
- 手首関節運動
- 全身振動運動
- 深呼吸(深く、細く、長く、やわらかく)
手首関節運動
手首関節運動は、ほんの少し痛くするようにします。受けをとる時の準備ですから、ストレッチと共にスピードも重要です。また、正しい小手の握りは技に活きます。
「天之鳥船の行」とは
合気道の修行の一つに「天之鳥船の行(アメノ・トリフネノ・ギョウ)」(俗に船漕ぎ運動という)があります。合気道独特の準備運動で、体幹を鍛え、呼吸力を養うためのものです。
これは両手を櫓を漕ぐように握り、体を前に屈し、また後に反り、腰を中心に体の重心を取り、手・足・腰を前後に動かし、体が崩れないようにします。 同時にいつも気を臍下丹田の一点に集めて、心の乱れや動揺を鎮める修行で、動きの中で物理的、生理的、心理的な安定を鍛錬するのが特徴です。
左足を前にし「エイッ・ホー、エイッ・ホー」、右足を前にし「エッ・サッ、エッ・サッ」と掛け声を掛けます。この行には鎮魂の「振魂の行」が付きものです。