合気道基礎知識 7. 呼吸法
全身を使って出す「呼吸力」を鍛錬するのが「呼吸法」です。
気とは
宇宙の生命力の根源、心身を統一するものを合気道では「気」と表現します。合気道では円の動きが特徴ですが、この円の中心がしっかりしていなければなりません。 その中心から「気」がほとばしります。
合気道の動きの中心は、人間の重心である臍下丹田という場所です。(この臍下丹田は解剖しても出てきません) 臍下丹田を中心として大小さまざまな円を描き出し、 それが絶対不動でありながら自在に「気」を発揮させていきます。
呼吸力とは
気の力を「呼吸力」と言います。合気道の技法は、自分が持っている自然の力を一つに集中し、発揮することで相手を崩し制します。 この時、手刀や足および腰などの動きを一つにして発揮する力が、「呼吸力」です。例えば、相手を押す時に腕の力だけで押すのではなく、腰・足・呼吸が一体となって働く状態です。
呼吸法とは
呼吸力を技の中でうまく発揮できるように鍛錬する方法が「呼吸法」です。 呼吸法には、座って行う「座り技呼吸法」と、立って行う「立ち技呼吸法」があります。
手刀(てがたな)
合気道では呼吸力を発揮して受けを制しますが、主として手刀を通じて発揮されます。 手刀には打つ、払う、回す、受けるなど様々な操作法があります。
「座り技呼吸法」、「立ち技呼吸法」で受けに手を取らせます。この時も手刀が緩んでいては呼吸力が発揮できません。 中指を中心に手刀を伸ばす意識を持つと、腕全体が自然にまとまり、力みが抜けます。