合気道基礎知識 12.基礎が大事
合気道では基本が大切です。基本がしっかりしていなければ、その応用ができるはずがありません。 そして私は、基本を正しく行うためには、その前提となる「基礎」がさらに重要だと考えています。
どんなに立派な家を建てても、基礎工事が不十分であればすぐに傾いてしまいますし、蟻に食われてしまうこともあります。 合気道における基礎とは、相手との稽古以前の部分です。大きく分けると「気・心・体」と「姿勢と体捌き」の二つがあります。
気・心・体
■ 気
気とは、呼吸力のことです。臍下丹田から発し、体の内側からあふれ出る気力が大切です。
■ 心
心は、稽古に臨む前の心構え、礼がきちんとできているか、そして合気道を行う目的が正しいものであるかという点です。開祖は「世の為、人の為」と説かれています。
■ 体
体は、丈夫であることが理想ではありますが、ハンディがあっても問題はありません。
私は全盲の方と稽古をしたことがあります。その方は先生の手本を見ることはできませんが、受けの人の受身の音によって、
入身投げ・四方投げ・第一教・第二教などを聞き分けているそうです。
姿勢と体捌き
正しい立ち方、目付、構え(無構えの構え)、そして間合いが一つとなった自然な姿勢は、実に美しいものです。
体捌きでは、特に足捌きが重要です。運足法などは一人でも稽古できます。 一人稽古は時間や場所を選ばないため、思い立ったときに少しの時間でも継続して行うことで、上達が早くなると思います。