円と和
植芝吉祥丸二代道主が、「合気道真諦」の中で「円と和」について説明されています。一部をご紹介いたします。
円
円は流れの極まりたるものなり
はじめなくまたおわりなし
流れは円に極まるなり
和して果つることなし
■ 円転して自在なり
合気道には自分からの攻撃はない。攻めてくる相手の技を入り身でかわしながら捌くところに、合気道の武道としての大きな特徴がある。
向かってくる敵の攻撃を入り身でかわしながら入り、こちらのサークルのなかに誘い込んで捌く。しかし、これは決して容易な技術ではない。
敵の攻撃には定(き)まりがない。それに即応して捌いていくには、自在の動きが必要である。が、決して自在に動こうとして動けるものではない。平素からの鍛錬を必要とする。
和
天に和し地に和し人に和す
技おのずから通ず
自在に円転する心
また世界を和す
■ 合気道はやわらかく和合する
合気道は大自然に同化し、それと一体なった動きを理想とする。対立相克の世界もなく、戦う相手もなく、ただ自己の気が宇宙の気と合して動く。
その一体となった和合の流れが、すなわち合気道の極まりである。
しかしそれは、いわば至妙至高の境であって、とても文章で説明できるところではない。だがまたそれは、「柔らかく和合する」といった平易な言葉で言いあらわすなかにも見出すことができる。
植芝吉祥丸二代道主の演武
植芝吉祥丸二代道主の動きは正に「円転して自在なり」だと思います。
※動画は YouTube より引用しています。