熱中症を未然に防ぐ
熱中症のことを知り、万一の場合でも慌てずされどすばやく対処する。何より未然に防ぐ事が、上達の秘訣だと思います。
熱中症の分類と対策
【熱けいれん】筋肉がけいれんしている
けいれんしている部分をマッサージします。
また、体の特定の部分(例えば脚など)が冷えているなら、その部分もマッサージしましょう。
【熱疲労】皮膚が青白く、体温が正常
心臓より足を高くして、あおむけに寝かせます。
水分が摂れるなら、少しずつ薄い食塩水かスポーツドリンクを何回にも分けて補給します。
【熱射病】 皮膚が赤く、熱っぽい
上半身を高くして座っているのに近い状態で寝かせ、とにかく体を冷却します。
首、脇の下、足のつけ根など、血管が皮膚表面に近いところを氷などで集中的に冷やします。
氷がない場合は、水を体にふきかけ、風を送って冷やします。アルコールで体を拭くのも良いでしょう。このとき注意したいのは、体の表面だけを冷やしてふるえを起こさせないことです。
意識がはっきりしない場合は
反応が鈍い、言動がおかしい、意識がはっきりしない、意識がない。
こういった場合はすぐに救急車を呼びましょう。
いかに早く体温を下げて意識を回復させるかが予後を左右するので、現場での処置が重要です。
体温を下げるには、水をかけたり、濡れタオルを当てて扇ぐ方法、
首、わきの下、足の付け根など太い血管のある部分に氷やアイスパックをあてる方法が効果的です。
循環が悪い場合は、足を高くし、マッサージをします。
また、意識がはっきりしない、もしくは意識がない場合の水分補給は厳禁です。 吐いてしまった場合にのどを詰まらせないよう横向きに寝かせましょう。
■■ 重 要 ■■
救急車を呼ぶか呼ばないか、迷った時は『呼ぶ』です。
予防法
まず大切なのは水分補給です。できればスポーツドリンクが望ましいとされています。稽古の30分前に350〜500mlほど飲んでおくと、心拍数の上昇を抑え、疲れにくくなる効果が期待できます。
次に、稽古中の水分補給についてです。「喉が渇いた」と感じた時点ではすでに遅く、脱水が始まっています。そうなる前に、こまめに補給することが重要です。
疲れを感じたら無理をせず休む、喉が渇く前に水分を補給する。こうした考え方は、昔の稽古法とは大きく変わってきたと感じます。現在では、水分補給は武道の稽古でも当たり前になっています。
しかし、忘れてはならないことがあります。ここは道場であり、稽古の場であるということです。
当会では、水分補給を「各自の自由補給」と「全員で行う強制補給」の両方を取り入れていますが、補給の際には全員が畳の外で壁に向かって座り、静かに飲むようにしています。
最新の科学を取り入れつつも、礼節を大切にしていきたいと考えております。
参考文献
▶「熱中症を防ごう」 日本体育協会
▶「知っておこう!熱中症の予防と応急処置」 ヘルスクリック