心に残る教え 7. 相対動作
故藤田昌武師範の教えです。
藤田先生は、準備体操として行う相対動作、一人でもできる単独動作をとても重要視されていました。
- 相対動作=相手と組んで行う
- 単独動作=相手を想定して一人で行う
崩すことに専念する
相手と二人で、技をきめる一歩手前で留める動きを相対動作と言います。 例えば、両手取り「四方投げ」の動きをし、投げる手前で留めます。すると「四方切り」という相対動作になります。 相対動作は準備運動の一環ですが、同時に合気道の技を習得するのに役立ちます。
藤田先生はよく相対動作の稽古をされました。先生は「崩すことができれば投げるのは簡単、崩れた後は相手が自分の体重で勝手に倒れていく」と言われます。
また「抑え技、投げ技を最後まで行わず、相手を崩す所で留めるのが相対動作だから、合気道の全ての技法が相対動作になり得る。 投げようとするとどうしても力が入ってしまう。相手を投げず、崩すことだけに専念すると、自然に肩の力も抜けるようになるし、一つ一つの技も丁寧になる。」と言われます。
単独動作
相対動作を相手なしで行えば単独動作となります。普段相手がいて行っていることを一人で行うのは意外に難しいです。 しかし、本来単独でできないことは、相手がいればなおさらできないわけですから、相対動作の動きを相手がいると思って、一人で行うことも大変重要です。 鏡の前で1日5分でもよいので、毎日行えば格段に上達します。
藤田先生は「道場で相手と稽古する事だけが稽古ではない。道場に行く時間が無い時は、家で一人で単独稽古をしなさい」とよく言われていました。
藤田昌武師範の演武
この演武では、初めに相対動作、続いてその相対動作の延長線上にある投げ技をされています。相対動作から投げ技へのつながりに注目してご覧ください。
※動画は YouTube より引用しています。
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