合気道 八千代円明会|心に残る教え 9. 4点セット

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心に残る教え 9. 4点セット

藤田昌武師範の教えです。
合気道では「中心にまとめる」ことがとても大切です。中心軸、正中線など様々な表現がありますが、藤田先生はこの中心のまとめ方を、誰にでも分かりやすく説明してくださいました。

先生は常に「手・目・足の親指・臍(へそ)を相手との接点に向けていく。この4点をセットすることが大事だ」と言われていました。
では、4点セットを一つずつ順に説明します。

手と目をそろえる

相手に捉えられているところ、触れているところが「手」です。まずはこの「手」をしっかり見ることが大切ですが、横からのぞき込むのではなく、 自分の「目」の正面に「手」があるように位置を合わせます。

これで「手」と「目」がワンセットになります。

足の親指を合わせる

次に「足の親指」です。合気道では「ナンバ」(右手が前なら右足が前)の形で半身になります。藤田先生は「合気道は半身の連続」とよく言われました。

手・目・足の親指が同じ方向を向くことで、体の軸が自然に整います。

臍を向けることで4点がそろう

最後が「臍(へそ)」です。臍が外を向いてしまうと中心が崩れます。 臍を「手・目・足の親指」と同じ方向に向けることで、4点セットが一つにまとまり、動きに無理がなくなります。

私は以前、藤田先生に「4点セットは、人と握手するときのイメージで良いですか?」とお尋ねしたことがあります。先生は「それで良い」と言われました。

以来、例えば入身投げで投げ終わった後、前に出ている手の親指を上に向け直し、 後ろ足を前足に揃えて、握手できる姿勢になっているか(手が自分の中心にあるか)を確認するようにしています。

受けも同じ

この4点セットは「受け」でも同じです。受けを取るときも、取りとの接点である「手」を「目」で見ていきます。 取りの動きに合わせて足を運び、「足の親指」を手の方向へ向けます。 そして取りの導きを体全体で感じ取るために「臍」を接点の方向へ向けます。

まずは意識して行います。稽古を重ねていくうちに、徐々に無意識でもできるようになっていきます。

受けで無意識に4点セットができるようになると、取りでも自然にできるようになると感じています。 「言うは易く、行うは難し」ですが、何度も繰り返すことで少しずつ上達していくのだと思います。


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