「宝物探し」の教え
故奥村繁信師範の教えです。
奥村先生から伺った話ですが、「開祖は道場には、爺があちこちに宝物を埋めてある。たくさん稽古するとたくさん見つかる」と言われていたそうです。
宝物とは「上達のコツ」である
宝物は人によってその価値が違います。今の私にとって宝物とは合気道が上達するコツです。
確かにたくさん稽古をすると、上達するコツはたくさん見つかります。相手が上手な場合はもちろん、相手が初心者であってもそれは言えます。
初心者の人はこちらが思った通りには動いてくれません。しかし、そこをどう動かすかはとても勉強になります。
誰とでも稽古し、適応する力を育てる
仲の良い人と稽古することも楽しいですが、知らない人、大きな外国人の方と稽古することも大切です。
誰とでも稽古し、誰に投げられても怖くない、あの先生の時は上手くできるのに、あの先生の時は上手くいかないというのではいけません。
どの先生の時にも、その先生のなさることを素直に真似る。先生が言われることを少し大袈裟と思うくらいに行ってみる。
もっと突っ込めば、その先生の癖までも真似ると良いです。
「徹底的な真似」から「独自の工夫」へ
何の世界でも先ずは師匠を真似ることから始まります。しかし、いつまでも真似てばかりいては上達しないそうです。
あるところからは自分で工夫していく必要があり、それがその人の個性となり、その人の合気道になっていくのだと思います。
何をどう工夫するのか、開祖が道場のあちこちに埋められた宝物探しだと思います。上達への道は、宝物探しの道だと思います。