「禊(みそぎ)」の教え
故奥村繁信師範の教えです。
私は1994年に合気道学校に通っていました。その時担当されていた奥村先生から教わった木剣を使っての「禊(みそぎ)」の方法をご紹介します。
「禊」のポイント
準備体操が終わるとよく木剣での素振りがありました。先生は「ただ剣を振るのではありませんよ。禊をするんですよ」と言われていました。
やり方
- まず、右半身に構えます
- 次に右足を一歩下げながら剣を振り上げます
- 次に時計周りに少し(360度÷28)回りながら下げた右足を前に踏み込み、剣を振り下げます
- 左足をコンパスの針とし、右足を引きながら振り上げ、踏み込みながら振り下ろす
- これを繰り返し素振りしながら、自分を中心として時計回りに一周回る
- 一周する間に28回素振りをする。
奥村先生の説明
- 「手で剣を上げてはいけない、腰で振り上げる。手で剣を下ろしてはいけない、腰で振り下ろす」
- 実際、数周回った頃には手で上げようとしても力が入らず上がらない。右足を後ろに引く時に腰を切り上げ、木剣を振り上げなければならない。下ろすのも同様
- 円を描きながら素振りをし、腕の力も握力もなくなる頃、腰で振り上げ腰で振り下ろす感覚が出てきます
- 先生は「技を掛ける時も同じだよ。手の力に頼るのではなく、腰の力を使うのだよ」と言われました
- また「空気を切るのではない。見えない相手を斬るのでもない。自分を斬るのですよ。自分のけがれを斬り払いなさい。 開祖は、『合気道は小戸の神業じゃ』と言われてました。素振りをしながら、禊(みそぎ)をするのですよ」
故奥村繁信師範の木剣の素振りによる「禊」のやり方

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