【11】 礼法

小笠原流礼法、三十一世宗家の小笠原清忠先生が書かれた「武道の礼法」という本があります。合気道の野中日文先生の「武道の礼儀作法」とともに、私がお薦めしたい礼法に関する図書です。一節をご紹介します。


武道の礼法 道場の中にまでコートを着たまま入ってくる人を見かけますが、「門に入(い)りたら笠を脱げ」と言う言葉があります。他人の家を訪問したときには、門を入ったところで笠を脱いで挨拶せよということで、いついかなる場合でも礼儀を欠いてはならないという例え、また挨拶は機会を逃がすなという例えです。


私は、道場は厳粛な修行の場と心得、とても神聖な場所と思っています。道場に入る前にはコートを脱ぎ、畳に上がる前には靴下は脱いでから上がるようにしたいと思っています。礼とは心の現われです。形だけの礼は何の意味も持たないと思います。しかし、礼法というものは知っているか知らないかでは随分と違ってきます。礼法の勉強もしていきたいと思います。




 心構え  正面打ち  呼吸法  十字絡み
 着装  横面打ち  第一教  腰投げ
 礼  突き  第二教  合気落とし
 立ち方・座り方  交差取り  第三教  円明投げ
 目・手・足・臍  片手取り  第四教  自由技
 体捌き  両手取り  第五教  短刀取り
 受け身  諸手取り  入身投げ  太刀取り
 膝行  両肩取り  四方投げ  杖取り
 残心  後ろ取り  小手返し  多人数掛け
 準備・整理運動  肩取り正面打ち  天地投げ  立ち技
 単独・相対動作  武器の扱い  回転投げ  座り技
 稽古上の安全  多人数  呼吸投げ  半身半立ち技

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