【24】 呼吸投げの受け
受けで大切なのは、勝手な受けを取らないということです。取りがまだ投げてもいないのに、勝手に飛んで行くことも良くありませんし、相手の力に逆らい頑張りすぎるのも良くありません。相手の動きに体全体で反応し、ついていくことが大切です。
そのためにには、相手との接点、すなわち相手と触れているところを見ていくことです。見ると言っても横目で覗くのではなく、手と目と足の親指と臍がワンセットになって触れているところを見ていくことです。
もう一つ大切なことは受けを取っている時の姿勢です。腰をくの字折るのではなく、立っている時の半身の姿勢をキープしながら受身を取って行くようにします。
ぎりぎりまで、右手を離さず、自分の小指と掌底部が相手の手首に密着するようにしていきます。前受身を取る寸前まで相手との接点である自分の右手を見ていきます。次の瞬間、左足を一歩踏み込み前受身を取りますが、左足の踵が畳に着く頃、目は受身の態勢に入りますので、相手との接点から離れ、畳に向いていきます。 |
心構え | 正面打ち | 呼吸法 | 十字絡み |
着装 | 横面打ち | 第一教 | 腰投げ |
礼 | 突き | 第二教 | 合気落とし |
立ち方・座り方 | 交差取り | 第三教 | 円明投げ |
目・手・足・臍 | 片手取り | 第四教 | 自由技 |
体捌き | 両手取り | 第五教 | 短刀取り |
受け身 | 諸手取り | 入身投げ | 太刀取り |
膝行 | 両肩取り | 四方投げ | 杖取り |
残心 | 後ろ取り | 小手返し | 多人数掛け |
準備・整理運動 | 肩取り正面打ち | 天地投げ | 立ち技 |
単独・相対動作 | 武器の扱い | 回転投げ | 座り技 |
稽古上の安全 | 多人数 | 呼吸投げ | 半身半立ち技 |