【33】 腰投げ
腰投げの時に、相手を崩す方法、両手・両足の操作方法にも色々なやり方がありますが、次のような方法もあります。
腰投げの第一のポイントは、相手との位置関係です。相手の両足に対して、「T字」になるように足を運び、相手に入身をすることです。
次に、やじろべえになったつもりで、両手を横に広げ右手を上げた時、体重を左足に乗せます。体重を右足に移動させながら、右手を下ろすと左手が上がります。次に腰をくに字に折り今と同じ動きをします。猫背になるのではなく、お尻を突き出すようにして、先ほどのやじろべえの動きをしますと腰投げの動きが完成します。
受けの両足に対して、「T字」になるように入身します。自分の体重は、相手に近い方(写真の場合は、左足)に乗せます。受けとの接点である上の手を見ること、左掌を相手の右足に付けるのが、山椒の実です。 | |
受けを腰に乗せる時は、踏み込んだ足にもう一方の足を引きつけ、体重移動します。(写真の場合は、自分の右足を左足に引きつけ、体重を左足から右足に移動させます) |
相手を背中に乗せるのではなく、呼吸投げの時に一寸腰に引っかける位の感じで投げます。また、膝を柔らかく使い、自分の腰で相手の下半身を刈り取る(腰をぶつけていく)ようにするとさらに技の切れ味を良くなります。
腰投げの受けは、慣れない内は恐怖感があります。落ちる時に一寸相手にぶら下がると衝撃が緩和されます。その為に写真の受けのように自分の右手を取りの右手に引っかけ、カムのように滑らせて行くといくと良いでしょう。
心構え | 正面打ち | 呼吸法 | 十字絡み |
着装 | 横面打ち | 第一教 | 腰投げ |
礼 | 突き | 第二教 | 合気落とし |
立ち方・座り方 | 交差取り | 第三教 | 円明投げ |
目・手・足・臍 | 片手取り | 第四教 | 自由技 |
体捌き | 両手取り | 第五教 | 短刀取り |
受け身 | 諸手取り | 入身投げ | 太刀取り |
膝行 | 両肩取り | 四方投げ | 杖取り |
残心 | 後ろ取り | 小手返し | 多人数掛け |
準備・整理運動 | 肩取り正面打ち | 天地投げ | 立ち技 |
単独・相対動作 | 武器の扱い | 回転投げ | 座り技 |
稽古上の安全 | 多人数 | 呼吸投げ | 半身半立ち技 |