【37】 諸手取り

諸手取りで大切な事は、相手の正面からつかみに行くのではなく、側面からつかむことです。合気道は、「常に相手の正中線の取り合い」と言われています。取りが正面打ちで打ってきた所を受けが交差取りで取り、すかさずもう一方の手も相手の手をつかみに行くと諸手取りになります。


諸手取り ・取りの正面に自分を置かず、自分の正面に相手を置きます。取りの指先の前には誰もいません。一方受け(諸手取)が剣を持ったとすると、その剣は相手のみけんを捉えています。
・握る時には、親指と小指から握ります。握る順番はほぼ同時ですが、写真の場合、左手・右手の順で握ります。


臍の向きがポイントです。臍の前に相手がいる事が重要です。諸手取りで掴んだ時、受けの前に取りがいて、取りの前に受けはいません。(上の写真の場合、取りの左手指先の方向に、受けは立っていません)ここから取りが技を掛けて行くことが稽古の大切さです。取りはこの体勢から、いかに相手の正中線を取りに行くか。相手の臍の前に自分が立たず、自分の臍の前に相手を立たせるかが大切です。手、目、足の親指、そして臍の4点セットで相手を捉えるようにしましょう。




 心構え  正面打ち  呼吸法  十字絡み
 着装  横面打ち  第一教  腰投げ
 礼  突き  第二教  合気落とし
 立ち方・座り方  交差取り  第三教  円明投げ
 目・手・足・臍  片手取り  第四教  自由技
 体捌き  両手取り  第五教  短刀取り
 受け身  諸手取り  入身投げ  太刀取り
 膝行  両肩取り  四方投げ  杖取り
 残心  後ろ取り  小手返し  多人数掛け
 準備・整理運動  肩取り正面打ち  天地投げ  立ち技
 単独・相対動作  武器の扱い  回転投げ  座り技
 稽古上の安全  多人数  呼吸投げ  半身半立ち技

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