【6】 アルファベットの「D」の教え
故藤田昌武師範は相手を投げる時、「遠くに投げようとしてはいけない」といつも言われます。手の動きは、「上げる時は丸く上げ、下げる時はまっすぐ下ろす」と言われます。ちょうどアルファベットの「D」のようにと言われます。書き順としては正しくないでしょうが、イメージは正に「D」です。
藤田先生は、手は「D」で、腰は直線的に入身されます。先生に投げられると、あっと言う間もなく浮かされ、次の瞬間畳に吸い込まれてしまう感じがします。
真下に叩きつけるような投げ技は、相手に頭を打たせるので危険だという人もいますが、藤田先生は、相手の受けの技量に合わせて投げておられるので、危険ではありません。また、どんなに真下に投げようとしても先生のようにはいきません。どうしても間延びしてしまいます。先生に投げられた時のイメージを思い浮かべながら、色々と工夫をしております。
---藤田昌武師範の教え--- |
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