【16】 道統不変

二代目道主植芝吉祥丸(きっしょうまる)先生が書かれた「合気道 真諦」と言う本があります。
(A4サイズで厚さ約4センチ大変重厚な本です)


◆ 道統不変
道統は不変である。
不世出の天才・植芝盛平より、その嗣子植芝吉祥丸にと合気道は受け継がれる。
敗戦という未曽有の混乱期を
吉祥丸はついに捌ききって父の道を継ぎ、その心を護った。
そして不断の修練は、いつか彼を合気の至境にと到らしめる。




二代目道主植芝吉祥丸先生が1999年1月に入神され、その後合気道は、現在の三代目道主植芝守央(もりてる)先生に引き継がれています。さらに守央道主を支えるお役目として、ご子息の植芝充央(みつてる)道場長補佐がおられます。また、充央先生も男子が誕生されています。


私が合気道を始めた頃は、二代目吉祥丸先生も元気で、道主とお呼びしていました。現在の守央道主は道場長でしたが、「若先生」とお呼びしていました。あれから、三十余年が経ち、現在はその若先生が道主、ご子息の道場長補佐が若先生と呼ばれています。合気道は正に道統不変であり、益々発展していくと思います。


演武会では最後に道主が演武されますが、二代目吉祥丸道主は、「基本の技が大切です」と言われた後に演武されていました。三代目守央道主は、「いつも稽古している基本技を元にを行います」と言われた後に演武されています。


基本技こそが極意の技であり、基本技の継承もまた道統であり、不変の原理だと思います。私も基本の技を正確に、そして忠実に後進につなげて行くため、日々稽古していきたい思います。



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