【33】 入身 

合気道の動きは、入身と転換から成り立っています。そして転換は厳密に言うと、その場で転換するのではなく、入身して転換することを転換と言います。


藤田昌武師範は体捌きが大変重要と言われ、入身についても熱心にご指導いただきました。先生は「入身とは、その名の通り、身が入るから入身と言う。入り手でも、入り足でも、入り顔でもない、まず腰が動き、手と足はそれに従う。体全体が相手の側面に入って行く必要がある。相手に手を取らせ、入身する場合、力で押し込んではいけない。円運動を利用しながら相手に力を感じさせないで入って行くことが大切である。また、入身して投げる場合、イチ・ニイで投げるのではなく、イチで入身しながら投げなければならない」と教わっています。


藤田先生に後方へ投げられる時、あっという間に自分の臍が天井に向いてしまい、先生の全体重が体にのしかかってきます。あの感覚は藤田先生ならではもので、なかなか真似できませんが、いつかできるように頑張りたいと思います。




藤田昌武師範の指導

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