【34】 運動力学の原理応用
合気道講習会テキストの中に、「運動力学の原理応用」の説明がありますので、ご紹介します。
※運動力学の原理応用(むりな力を使わずに相手を制する)
(1)テコの原理(偶力)
(2)コマの原理(遠心力と向心力)
(3)慣性の法則(反動)
(4)角運動量保存の法則
故藤田昌武師範から教わったことを追記します。
・崩すにはテコを利用する。相手との接点が支点そこを動かず、もっと遠くから動かす。
・遠くに投げてはいけない。臍の前でクルッとまわす。臍がスイッチ、臍から動かす。
・直線的に押しても引いてもいけない。円運動で動かす。
・バレエとかフィギアスケートのスピンと同じ。手を広げるとゆっくり回り、手を上下に使い、体に近づけると速く回れる。
藤田先生の動きは離れて見ているとゆっくりに見えます。しかし、実際に受けを取らせていただくと分かるのですが、とてつもなく速く、本当に一瞬です。