合気道基礎知識 【3】姿勢と構え
正しい姿勢の原則
- 1.力学的に安定していること
- 2.筋肉にかかる負担の少ないこと
- 3.内臓諸器官の機能を妨げないこと
- 4.総合して美しいこと
正しい骨格のポイント
- 1.両足は垂直、両足の内側の線は平行
- 2.恥骨を後に強く引く
- 3.背骨は直上に向かって伸ばす
- 4.胸骨を前に出す
- 5.顎を引く
- 6.腰、肩の左右は平衡
- 7.鼻先と臍とは垂直
正しい筋肉のポイント
- 1.足の親指に力が入っている
- 2.アキレス腱が伸びている
- 3.腰の筋肉と腹との力が均衡して入っている
- 4.みぞおち、胸、肩、頸の筋肉は柔軟にする
- 5.丹田に力を入れ、肛門は引締しめる
立ち方
相手に対し必ず半身で構えます。先ずは畳の線に合わせて立ってみます。前の足の爪先は相手側に向け、後ろの足は前の足に対して直角にします。足幅は概ね自分の肩幅に広げます。次に前の足の爪先やや外に開きます(外巴を踏む)、と同時に後ろの足を前の足に対し直角にし、臍と腰を正面を向けます。イメージはカタカナの「レ」です。最後に重心を安定させます。
構え
合気道の構えとは、気の構え、心の構え、体の構えが一体となった気・心・体の構えです。また、「無構えの構え」と言って、自然に半身で立ち、手は太ももの前に下ろしておきます。