合気道基礎知識 【4】間合いと目付け

間合い

相手と自分との間隔を「間」と言い、「間」によって相手と自分の間に生じる関係を「間合い」と言います。そして、相手を攻めやすく、しかも自分を守りやすい間隔、関係を保つことを「間合いを取る」と言います。


一足一刀の間合い

「間合い」は通常、一歩前進すれば相手に技を掛けられる距離を基本とします。従って自分と相手の手刀がふれあう程度が標準です。これを「一足一刀の間合い」と言います。


稽古での間合い

自分から攻めるに近く、相手から攻めるには遠いが間合いの理想です。しかし、相手と自分との位置、方向を上下左右の立体でとらえるだけではなく、気の流れによる心理的影響も考慮しなければなりません。普通の稽古の際は、少し遠間で行えば、技が伸び伸びと掛けられ、少し近間で行えば緊張感のある稽古ができます。また、徒手での稽古に加え、短刀・木剣・杖等の武器に対する技の場合、それぞれに応じ、「間合い」も微妙に変化します。


目付け

相手の意志は先ず目に現れます。相手の目の動きで相手の意志をいち早く知ることを「目付け」と言います。目は見るものではなく、「うつす」ものと言います。どこにも気をとらわれることなく、心は全身に満ち、いつでも自由自在にはたらかなければなりません。宮本武蔵は五輪書の中で、「観の目強く、見の目弱く」と書いています。



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