合気道基礎知識 【11】基本技

初歩の技 極意の技

基本技は初心者が稽古する「初歩の技」ですが、同時に熟達者にとっては「極意の技」と言われています。最初に教わる第一教、座技呼吸法等は非常に簡単そうですが、何年やっても上手くできません。少し上手くできるようになったと思う頃には、また次の壁に当たります。稽古を続けている内にいつの間にか壁の事を忘れています。合気道の稽古はその繰り返しではないかと思っております。合気道の基本技は固め技5つ、投げ技5つの計10種類です。しっかり覚えたい技です。


固め技

初歩の段階において第ニ教~第四教は、第一教に手首鍛練法を加えると考え、先ずは第一教でしっかり崩してから、相手の手首の鍛練のお手伝いをするようにします。
1.第一教 (腕抑え)
2.第ニ教 (小手回し)
3.第三教 (小手ひねり)
4.第四教 (手首抑え)
5.第五教 (腕伸ばし)


投げ技

回転投げの受け身は、前受け身ですが、他は後受け身で対応できます。一般的には後受け身を取る技から教わります。
1.入身投げ
2.四方投げ
3.天地投げ
4.小手返し
5.回転投げ


攻撃方法 (打撃)

受けの打撃による攻撃方法は次の3つです。
1.正面打ち :手刀は必ず相手の面に当たるように打ち込みます。
2.横面打ち :手刀は自分の肩より外に出さないようにして打ち込みます。
3.突き    :半身半立ちの時は、相手の顔面を突いていきます。


攻撃方法 (手を取る)

受けが取りの手を取る方法は次の5つです。取りは手を取られるのではなく、取らせる気持ちが大切です。
1.相半身片手取り(交差取り)
2.逆半身片手取り(片手取り)
3.諸手取り(取りの片方の手を両手で取る)
4.両手取り(取りの両手の手を両手で取る)
5.後ろ両手首取り


攻撃方法 (取る部位)

受けが取る場所も色々あります。また、それぞれ片手で取る場合、両手で取る場合があります。
1.手
2.肘
3.肩
4.胸


攻撃方法 (前後)

受けの攻撃は、前からの攻撃、前から後ろに回って攻撃してくる場合があります。いずれの場合でも対処できるように稽古します
1.前技
2.後技


相手との関係

取りと受けとの関係により、次の3つに分かれます。
1.立ち技      (取り:立つ 受け:立つ)
2.座り技      (取り:座る 受け:座る)
3.半身半立ち技  (取り:座る 受け:立つ)


組み合わせ

天地投げだけは、立ち技で前からの両手取りですが、後は上記の組み合わせの数だけ成り立ちます。それに加え、肩取り正面打ち、後ろ羽交い絞め等もありますから覚える技の種類は大変な数になります。しかし、技の数は、固め技5つ・投げ技5つです。シンプルに考えましょう。



Copyright(c)2009 合気道 八千代円明会 All Rights Reserved. 千葉県八千代市で一緒に合気道をしませんか