合気道基礎知識 【13】整理運動
クールダウン
稽古によって高まった心身の興奮状態をすみやかに平常の状態に戻し、体内に蓄積した疲労物質の除去を促進する為に整理運動をします。腰、膝、肩などその日の稽古で特に動かしたところを準備体操の要領でゆっくり動かしクールダウンさせます。
ストレッチ
ストレッチで大切なのは息を吐きながら、筋を伸ばしていくことです。稽古が終ってすぐに充分なストレッチはなかなかできませんが、風呂上がりにテレビを見ながらでもやっておいた方が、疲れの残り具合が違います。
脱力
立った状態で軽くジャンプした後、膝を緩めて、両肩両手を「だらーん」と下ろす。体操座りの状態で体を小さくした後、「ぐだー」と大の字になって寝る等、脱力の状態になるのも筋肉の緊張をほぐすしてくれます。
背伸運動
受けに両手首をつかませ、両手刀を振りかぶり、受けと背中を合わせになります。膝を緩め、腰を落として、受けを背中にのせます。受けは背中の上にいる時、親指と小指でしっかり受けの手首を持ち、相手の手首との間に隙間ができないようにします。
四方切り
受けは、半身ではなく自然体で足を少し広めに開きます。取りの手にぶら下がらないようにし、膝を緩めて体を伸ばすという意識で行います。
深呼吸
大きく、ゆっくり深呼吸をします。心身を穏やかな状態にし、稽古を終えます。