古事記研究 【18】

第3章 地上の平定と天孫降臨

17.復命しない神々と末路 21.地上の平定と国譲り

18.建御雷之男の神の派遣 22.天孫降臨

19.事代主の神の服従 23.嫁選びの過ちと嫁の出産

20.建御名方の神との力比べ
目次第1章第2章第3章第4章◆古事記「上つ巻」に登場する神々(五十音順)


第3章 地上の平定と天孫降臨

18.建御雷之男の神の派遣

天照大御神は「今度は、どちらの神を遣わしたら良いでしょうか」とお尋ねになられました。思金の神と八百万の神々は「天の安の河の河上の天の石屋に住んでおられる伊都之尾羽張の神か、その子の建御雷之男の神を遣わすべきでしょう」と言われました。そこで伊都之尾羽張の神に尋ねてみると、「大変恐れ多いことでございます。このお役目は私の子の建御雷之男の神にさせましょう」と言われました。


建御雷之男の神は、天鳥船の神と共に、葦原の中つ国の平定に向かわれました。(建御雷之男の神は、天鳥船に乗って天上から地上へ降りられました。)


◆建御雷之男の神の派遣に登場する神

・天照大御神(あまてらすおほみかみ)
・思金(おもひかね)の神
・伊都之尾羽張(いつのおはばり)の神
・建御雷之男(たけみかづちのを)の神
・天鳥船(あめのとりふね)の神
<伊耶那岐の命の子で、天高原を治める>
<高御産巣日の神の子で、天照大御神の参謀役>
<建御雷之男の神の父>
<葦原の中つ国の平定に遣わされる>
<伊耶那岐の命と伊耶那美の命が生んだ神々の一柱>


【追:準備運動でよく行う、「天の鳥船の行」(船漕ぎ運動)は、ここから来ています。】



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